先日、小学校の同級生よりお電話が入りました。
「父親が教えてほしいことがあるって言うから、一度会えないかな?」
うかがってみると、ご相談の概要は・・・
①使っていない土地に、○○建託さんでアパートを建てたい。予定額はおよそ4000万円。
②建設資金は、預金を解約して用意したい。その預金の内訳は、自分が2000万円、娘名義が2000万円。
③建物の登記はどのような所有割合にすれば良いだろう?娘の預金は、実は自分のお金を貯めてきたものなのだけれど・・・
ということでした。
私からの回答は、
・・・もともと預金はすべてお父さんのものなので、完成後の登記はお父さんの所有100%にしてください。
すると、お父さんは、「娘から私に贈与ということにならない?」と心配されました。
「大丈夫ですよ、もともとお父さんの預金ですから。もし贈与でないか?と指摘されたら、娘さんには収入がなかったことを説明すればいいです。後日、取得資金に関する問合せなどが税務署から届くことがありますが、自分の預金を解約した・・・と返答するだけで結構です」
お父さんは笑顔になりました。同級生からは、「不動産の収入も申告しないといかんでしょう。来年の申告の時も相談にのってやって」とのこと。了解です。おまかせください。
相続、贈与、不動産所得の申告・・・いろいろわからないことが多いと思います。気軽に相談できる人を身近にもつことは重要です。
みなさんも何か不安があれば、お気軽にお問い合わせください。
(担当 税理士 稲垣勝弘)